みんみんの事情

アラサー女子の性の備忘録

備忘録(2021/08/17) 体位 「吊り橋」

彼氏の思いつきで、納涼のためにホラー映画を鑑賞することになった。

映画は『リング』。終始明度の低い雰囲気と度々挟まれるビデオ映像の不可解さと禍々しさに二人ともすっかりハマってしまい、ヒィヒィ言いながら互いの体を密着させていた。

ふと彼氏が「そう言えば、怖い気持ちを打ち消すためにはエロいことを考えると良いらしいよ。」と言ってTシャツの上から両乳首をツンツンつついてきた。

私は基本家にいる時はノーブラなので、薄布一枚隔てて生の乳首を触られてる状態である。無骨な指でされていることと布の絶妙な擦れ具合ですぐにビンビンに勃ってしまった。

「…んっ…ん」ちょっとだけ可愛い声を作って呼吸を早くしてみる。この聴覚への訴えかけが彼の興奮度を指数関数的に高めることを私はよく知っている。

彼の指はつつくだけでは飽き足らず、丸く浮いてきた乳首を優しくつまんで転がしはじめた。耳や首筋をねぶるようにもキスをし始めた。膣口が温かくなってきた気がした。

こっちも攻めてやろうと思い、彼のズボンのチャックを下ろし、その穴から指を入れ、更に下着の穴も弄り、やや硬くなりはじめた毛だらけのぱおんぱおんをバルンっと出してあげた。

もう身体は繋がりたいモードに完全に切り替わってしまった。反射的に紅藤色の雄のピラミッドに口付けしてしまう。

私の彼と繋がるルーティーンはまず上の口に挿入させる。上の口には味覚と嗅覚がある。亀頭と竿のつなぎ目部分を特に味わうのが好きである。汗の塩味と酸味、この時はまだお風呂に入って無かったのでアンモニアと潮の香りがより強く感じられて、夢中になって堪能した。また私の意思で動く舌と、歯の少し危険な刺激でぱおんぱおんをより硬く太くさせる。咥えているのが精一杯で少し苦しくなるくらいまで。普段あまり表情豊かでは無い彼が、目をとろんとさせ気味に低く唸るように喘いでいる。この顔を見るために口でまぐわっている。この時点でもう私の下の口はこれ以上無いほどぬるぬるになっている。

彼氏が私を押し、仰向けになった腹からTシャツを捲り上げ、胸をあらわにさせた。そしてはやる気持ちを抑えられないようにズボンとパンツを脱がした。

「もう挿れて、欲しくてたまらない」自らM字に股を露出し、極め付けに二の腕部分で胸を寄せ上げ、手で入り口を広げて見せた。

彼氏はズボンを脱がず、その穴から血管を浮き立たせてそそり立った肉棒を勢いよく挿れてきた。そのまま立ち膝気味の姿勢で両手で私の骨盤あたりをぐっと掴み、激しく動いた。

「欲しがり。アソコからエロい音がする。」彼が吐息交じりに無理やり言葉責めをする。抜き差しするほど膣壁と雁首が擦れて愛液が染み出し、水をかき混ぜているような音が大きくなっていく。

子宮近くまで先端が届いているかのように錯覚するほど力強く突き続けられる。その度に自分の膣の入り口がこの雄の淫棒に拡張されているのでは無いかと感じて更に昂る。この穴が広がったまま形状記憶されるほどに攻めてほしい。

彼氏の息遣いがより激しくなり、射精の前兆を感じとったので、私も負けじと淫乱攻撃体制に入った。

より媚びるような声で、自ら乳を揉み、白く丸い肌の上の赤い乳首がツンと張り出るのを見せつけ、彼の淫らな肉棒を離すまいとするかのようにぎゅっぎゅっとリズムをつけて締め付ける。

彼の顔が歪み、息も絶え絶えに「あ、やばい、出る、出る、う」急いで竿を抜き、陰毛の生え際あたりに熱い白い滾りを勢いよく出した。

ホラー映画を観ていたせいで、まるで『うしろの正面カムイさん』の除霊される幽霊の気分で快楽堕ちした。