みんみんの事情

アラサー女子の性の備忘録

サキュバスプレイ③ 挿入編

この日は最後まで中でイってほしかったのでコンドームを付けた。気持ちよさを重視して、特別な時にしか使わない0.01mmのコンドームを被せてあげた。

おちんちんは裏筋も突っ張らせながらやや腹側に反り気味に勃っていてた。

満を辞して立ち膝で跨ぎ、濃い粘度を持った蜜を塗りたくるようにおまんこに擦り付けて焦らす。たっぷりと蜜に塗れさせる。

「出る……出る……だめ……」と彼氏が音を上げそうになる。早すぎる。さすがにちょっと情けないなと思ってしまった。まだ挿れてないのに。

玉の付け根の竿の部分をぎゅっと握って波を鎮める。

眉間にグッと皺を寄せて食いしばった歯から呼吸が激しく漏れ出ている。そろそろ快楽に落とし込んでいってあげよう。

大きく反ったそれを垂直に立て直し、割れ目にあてがってゆっくりと自重に任せて呑み込ませる。

驚くほどに挿入直後独特の疼きを感じることが無かった。おちんちんが欲しくて欲しくて堪らなかった故におまんこが惚けていつでも受け入れられるまでに柔軟になっていたのかもしれない。

ゆっくりと膣に力を入れて全体で包んであげるようにする。腰を上下に動かしてみた。彼氏はシーツを握り締めて耐えている。亀頭と雁首とGスポットがぐりぐりと擦れ続けるので私も絶頂に達しそうになるが、私はサキュバス。人間の男をイかさないといけないのだ。

さっきより早く力強く上下に揺れてみた。しゃがんだままスクワット運動をずっと続けるような動きで身体中から汗が染み出し、ベビードールも肌に張り付いて来る。両乳は円を描くようにちぎれそうなほど激しく揺れ続けた。

疲れたからといって完全に動きを止めてしまうのはサキュバスらしくない。小休止の間は深く挿入させた状態で腰を前後に動かしたり、そのまま上半身を倒して重ね、乳首や首筋を優しく撫でてあげた。

「この歳にもなって一人の女とも付き合わないで童貞のままだからサキュバスに襲われるのよ」

「人並み以上に性欲はあるくせに、一番ムラムラしてた学生時代に女の体を知らなかったなんて可哀想ね」

「あんたみたいな根暗なオタクは汚い部屋で毎晩好きだった子をオカズにオナニーしてたんでしょ」

コンプレックスを刺激する鞭のような言葉責めをすると、獣のような叫び声を上げながら体を激しく痙攣させた。効果覿面だ。

「立派な男らしいおちんちん持っているんだから私が吸い取ってあげる」

ラストスパート。一番速いペースで腰を上下させ、膣の筋肉も不規則なリズムで締めたり緩めたりした。1ピストンごとに愛液が湧き出て糸を引き、ピチャッピチャッといやらしい音を立てる。両手も繋いで拘束した。

「中でおちんちんどんどんおっきくなってく……!」

「先っちょが子宮の入り口にずっと当たってるよ……!」

「中にいっぱい出して……一滴残らず……!」

叫ぶ間もなく彼氏は射精した。正直言って私もイきそうになって限界のところであった。その証拠に無意識におまんこがびくんっびくんっと動き図らずともおちんちんからザーメンを残らず搾り取ろうとしているようになっていた。

終わった後のコンドームに溜まった彼氏のエッチなミルクはいつもよりも多く、真っ白で粘っこかった。

彼氏を見てみると微動だにせず、意識を失ったかのように眠っていた。汗の匂いと欲望の残滓の漂白剤のような匂いを漂わせていた。

サキュバスから普通の人間となった私は情を持って、風邪を引かないように彼氏の体の汗を拭き、タオルをかけてそっとほっぺにキスした。